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日本プロゴルフ選手権 2008
石川遼は2試合連続の予選落ち
1番で、ダブルボギー。サンドウェッジで打った第2打をトップした。グリーン奥に打ち込んで、アプローチは4メートルと寄せきれず、パーパットは2メートルオーバー。この返しも外した。
いきなり暗雲垂れ込めた。
「カットラインは考えていなかった」という。しかし、「厳しいスコアであることは分かっていた」と振り返る。
特にショットに安定性を欠いた。
極めつけは「イーグル狙い」の17番パー5だった。
「一番やってはいけない、ドライバーのミス。切り返しのスピードがなくて、トップからのタイミングがバラバラで、ボールに合わせにいった感じ」というティショットは、大きく右へ。
さらに、いったんフェアウェーに戻した第3打はグリーン奥。
アプローチも失敗し、エッジから再びウェッジを握ったが、寄せきれなかった。
ボギーパットも外して万事休すだ。
1日2個のダブルボギーは、もはや挽回のしようがなかった。
「調子は悪くない」と、石川。
「でも、これが自分の実力なのですごく悔しい気持ちになる」。
この2日間で、バーディがたったの6個というのも不満材料。
「納得いかない」と、唇をかんだ。
通算11アンダーのリーダーを見上げ、「片山さんのように、最高の調子のときに良いスコアで回れるようにしたい」と、課題を挙げた。
空いてしまった週末は、次週の調整に当てる。
昨年、史上最年少優勝を達成したマンシングウェアオープンKSBカップは、月曜日の午後に会場入りする予定だ。
「来週は開幕戦と思って挑みたい。去年の自分に負けないように頑張りたい」と次週の目標を口にしてコースを後にした。