フロントナインを１アンダーでハーフターン。バックナインに入ってから３連続バーディを奪うなど好プレーで通算４アンダーまでスコアを伸ばし単独首位で迎えた最終９番パー５でまさかのボギーを叩いてしまいトップタイでのホールアウトとなったが、その顔は笑顔であふれていた。

４月に開催された中日クラウンズで、念願のツアートーナメントで初の予選通過を果たしたが、最終日に過少申告でまさかの失格。ツアー初賞金はお預けとなってしまった。
これから！というところで自らのミスで流れを断ち切ってしまう形となってしまったが、
「初めての決勝ラウンドだったので雰囲気を楽しんでプレーしたいと話をしていたら、ホールアウト後にするスコアの読みあわせをよく確認しないで出しちゃいまして・・・でも、１０代で良い経験が出来たと思います。今週は良い結果を出して、来週、またツアーの三菱ダイヤモンドカップに出場させてもらうことが決まっているのでいい流れで来週に臨めるようにしたいです。」と１８歳になったばかりのルーキーには、失格でさえポジティブに受けとめていた。

プロ初優勝が期待される位置につけたことに対しては「もちろん勝つために、ここに来ています。トップ１０でいいなんて思っていたら出場してこないです」とこれまたポジティブ。
昨年の今週は石川遼がツアーで優勝を挙げた。そして、今年は前粟蔵俊太がフレッシュな風を男子ゴルフ界に吹かせてくれそうだ。

• 石川 遼