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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2009

チャレンジランク1位の上平栄道(うえひらまさみち)が5位タイ

ツアーでもっとも小さい選手が難コンディションの中、この日2オーバー、通算も2オーバーの5位タイと踏ん張った。
体重は58キロと軽い分「低重心」。
身長158センチは「他の人より頭ひとつ、風の影響を受けにくいのかも」と自ら言って、カラリと笑う。

もっとも難しいと言われる大洗の上がり3ホールは「とうとう我慢出来ずに力尽きた」と3連続ボギーを打ったが、それまで15ホールで耐えに耐えた。

10番で、ダブルボギー覚悟の第5打は、手前のバンカーからチップインパーを拾った。
「ラッキーも多かったけど、風と仲良くプレーできたのが良かったかな」と、坊主頭をつるりと撫でた。

今季は、昨年のチャレンジトーナメントランク1位の資格で参戦。
プロ9年目の31歳は、この日午前スタート組。
ホールアウトした時点では、トップ10すら入っていなかったのに、パッティンググリーンでボールを転がしている間にじわりじわりと順位をあげて、ツアー初優勝も狙える位置まで上がってきた。

風の中のゴルフは嫌いじゃない。
飛ばしあい、伸ばしあいより、我慢比べのほうが性に合っている。
「明日も、これくらい吹いたら面白くなりそう。週末は、上をにらみながら楽しくやります」と、のんびりと話した。

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