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ダンロップフェニックストーナメント 2009
賞金レースを争う2人は……
しかし若い2人は踏ん張った。
石川は終盤にもトラブルに見舞われた。7番パー5で、右林からの第3打で木を強打。
サンドウェッジは曲がり、ボールは木に当たってパーオンにも失敗した。
残り30ヤードの第4打は、本来ならサンドウェッジで行きたいところだったがアプローチウェッジで代用し、ロブショットで見事に寄せて切り抜けた。
6番ではなんと15メートル。
さらに8番ではカラーから10メートルのバーディを決め、そして9番は6番アイアンのべたピンで締めた。
「最初はひどい出だし」と、苦笑いの石川。
「残り3試合は上位でプレーしないといけないという多少の緊張が、どこかにあったと思う。でも、残り16ホールを使ってなんとかカムバック出来ました」と、イーブンパーの31位タイに胸をなで下ろす。
右手の怪我に加え、左の腰痛を抱える池田も「出足で躓いたが、そのあとなんとかボギーなしのゴルフが出来たのは明日につながる。まだ初日。先はある。気持ちを入れ替えてやる」と、3オーバーは60位にも懸命に前を向いた。