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カシオワールドオープン 2009

池田勇太は「四国のゴルフファンに良いプレーを見せたい」

今週月曜日は休養を取り、火曜日は軽いトレーニングと鍼治療、電気マッサージ…と、ありとあらゆるケアを尽くして、高知入りしたがそれでも万全とは言い難い。

右手甲をかばううちに発症した腰痛の影響で、いまだにフルショットが出来ない。
先週に引き続き「6割、7割くらいでしか打てない」。

この日のプロアマ戦でも、グリーン上でしゃがみ込むのを控えた。その姿勢が一番堪えるからだ。ライン読みは極力キャディの福田央さんに任せ、ただアドバイス通りに打つという方法で、本戦もしのぐ。

現在、賞金ランクは約700万円差の2位につける。
もし今週、石川が勝って、かつ池田が7位以下なら18歳に逃げ切られる。
それだけは、絶対に阻止したいところだが…。

23歳がなっても史上最年少の賞金王獲りは、「もちろん視野には入っているけれども。それよりも今は1試合をこなすのが大変で」。

そんな状態は、今季4勝目をあげたブリヂストンオープンのあとから続いており、ストレスもたまっている。「1日でいいから気持ちいいゴルフがしたい」というのが目下の切実な願いだ。

会場のKochi黒潮カントリークラブは初めてではない。
ジュニア時代の2002年に、地元・千葉代表をつとめた「高知よさこい国体」で、団体優勝を飾った。
いまの体調は、寒さが何よりの天敵だが今週は4日間、好天が予想されていることも幸いだ。
「天気も良いみたいだし、高知・四国のゴルフファンに、池田勇太のプレーを見に来てもらいたい」。
思い出の地で、今週も気力を振り絞る。

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