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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2009
青木が、中嶋が、さくらが!! 石川に祝福のメッセージ
「16歳でプロになって、とんとん拍子にここまで来て凄い! 本当におめでとう!」。
85年から2年連続を含む4度の賞金王の中嶋常幸も、新王者の誕生を喜んだ。
「これをひとつの通過点として、世界に羽ばたいて欲しい」と、激励とお祝いのメッセージを寄せた。
78年から4年連続5度の王座についている青木功は、このツアー最終戦はテレビ解説をつとめた会場で、「去年(2位の)日本オープンからずいぶん成長したな」と、目を細めた。
そして池田勇太も含め、「これだけの人材は、なかなか出て来ないと思う」と、2人の溢れんばかりの才能を認めた上で、「これを機会に、一回りも二回りも大きくなって欲しい」と諭した。
石川には、「これからが大変だ。本人は、ゴルフをやっていればいいという環境が整っているかもしれないけれど、お父さん、お母さんが大変だ」と、背負うものの大きさが周囲に与える影響の大きさも示唆して「だからこそ、遼も自分のゴルフをしていくために、これからもいろいろと考えていかないといけないと思う」と、話した。
また池田には、終盤の体調不良にもの申した。
「トーナメントを戦っていく中で、故障をすることはある。しかしプロなんだから、それを口外してはいけない。口に出しても誰も助けてはくれない。残酷だし過酷だけれど、そういう世界に入ってきたんだから。覚悟しないといけない」と厳しく言ったが、それもこれも、青木の親心だ。
「俺が何を言いたいかっていうと、2人ともこれからが、大切だということ」。
2人のさらなる飛躍を願っているからこそ。
石川も池田もまだ若い。
これからもますます経験を積み、技と同時に心も磨いていけと世界のアオキは伝えていた。
加えて、他のツアープレーヤーたちだ。
「2人が出てきて世代交代が始まったいま、丸山とか、山下とか、近藤とかが、壁になってもらいたい。日本のゴルフ界を引っ張って行く人間が、3人、4人、5人と出てきて欲しいね」と、ツアー全体にもぬかりなく、カツを入れていた。