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関西オープンゴルフ選手権 2009
歴代チャンピオンたちが好スタート!
今年は揃ってツアーの出場権がないだけに、18年ぶりにツアー競技に復活したこの関西オープンで、虎視眈々とレギュラーツアーへの“昇格”を狙う。
2007年の覇者、山本は初日の好発進に満足そうに、「1日1日地道にスコアを積み上げて、最後に狙える位置にいたい」と、気合いを入れ直した。
井上も「優勝を意識するのは最後のハーフで」と、逸る気持ちをいさめつつ、「この大会で、もう1回勝ちたい」。
もし、大会2度目のタイトルが実現すれば、2年ぶりのシード復活となる。
まだ、ツアー外競技のときに勝った2004年大会と比べても、「今年勝てば、前回とは全然価値が違う」と、鼻息荒い。
昨年のファイナルQTで予選落ちをした。シーズンが始まる前のツアー出場優先順位169位は、いわゆる二部ツアーのチャレンジトーナメントの出場も難しい状況だった。
5月の「猿島 JGTOチャレンジ I 」は、マンデートーナメントからの挑戦で4位に入り、次回開催のチャレンジへの出場権が与えられる賞金ランキング30位内に食い込んで、どうにか首をつないだ。
現在は同ランク15位につけて、来季のツアー出場権の獲得をにらんでいる矢先だっただけに、
この日の好スタートにはがぜん、色気も出てきた。
「“関西オープン”と聞いただけで、なぜか良いプレーが出来る気がする」のは、地元・大阪府出身のコテコテの関西人だから…?!
今年の会場のここ宝塚ゴルフ倶楽部は高校時代、関西ジュニアで何度か回ったこともあるだけに、「あのときここでバーディを取ったな、とか懐かしみながらラウンドしている」という井上。
愛称の良い大会に、馴染みの深いコースとくれば、ますますチャンスは広がる。この好機を絶対に逃したくない。