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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2009

五十嵐雄二と兼本貴司が西宮市立塩瀬中学校を訪問

「〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック」本戦を控えた6月24日(水)、今年度、共にツアー初優勝を挙げた五十嵐雄二、兼本貴司が兵庫県西宮市立塩瀬中学校を訪問。ツアープロによる学校訪問は今年で6回目となり、中学2年生になると参加できるこの行事は子どもたちの中でも楽しみな恒例行事のひとつ。

この日は中学2年生の全6クラス、総勢234名の子供たちが体育館に集合して選手への質疑応答が行われた。

事前に200名以上の子供たちから質問されると聞いた兼本は「何を質問されるだろうね?」と、少々不安げな表情。打って変わって五十嵐は、「僕の下の子と同い年かな!」と、親近感がわいた様子で、いざ子供たちの前に!

体育館に集まった子供たち全員は「起立!礼!宜しくお願いします。」と
大きな声であいさつ。その後、紹介を受けて子供たちの前に並んだ兼本と五十嵐には子供たちから次々に質問が寄せられた。

「練習が辛いときはどうしていますか?」との質問に兼本は「僕の場合は、最初の日に5時間練習したとしたら、その次の日は10分、3日目は20分、4日目は6時間、っていうように毎日強弱をつけて新鮮味を持たせるようにしています。」と答えると、普段から毎日2,3キロのマラソンを行うほど陸上競技に力をいれている塩瀬中学校の子供たちは頷きながら聞きいっていた。

五十嵐、兼本を一番困らせた質問は、「お二人の中学2年生の時のことを教えてください」という質問。五十嵐は「あまり大きな声では言えないんですが・・・陸上部に入ったんですが、走らされるのが嫌で野球部に移りました。それでもすぐに裏の門から自転車を担いで練習をさぼっていた記憶しかないです。」と答え、それに続いた兼本も「野球をしていました。サードで一番をやっていたのですが、あまり野球が強い学校じゃなかったので、真剣にやってなかったように思います。」と、二人は顔を見合せて苦笑い。それを見た子供たちの顔からも笑顔がこぼれていた。

二人に質問を終えた子どもたちは「プロゴルファーの方には初めてお会いました。明日は会場にいけるので、五十嵐選手と兼本選手を見つけたらいっぱい応援します!」と、楽しみにしている様子。

大会では、学校の課外授業の一環として、普段なかなか子供たちが入る機会のないゴルフ場や、トーナメント会場の舞台裏を体験できる「トーナメントトライアル」と題したツアーを行っている。
最後は子供たちの大きな拍手で送り出された五十嵐と兼本。
明日も子供たちの応援が二人を後押ししてくれるに違いない。
  • 不調の時はどうやって乗り越えるんですか?の質問に兼本は「練習しかない!」
  • 子供たちの質問に一つひとつ丁寧に答える五十嵐

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