初日にボギー、２日目にはＯＢでトリプルボギーを打った最難関の12番パー４で、この日は1.5メートルのパーパットを外した。ボギーが先行しただけに、次の13番は「今週、一番気合いが入ったパットでした」と石川遼。
慎重に、狙い澄ました６メートルのバーディパットをねじ込んで、ホストプロが咆えまくる。ガッツポーズを振り下ろし、大観衆に精一杯のアピール。
14番でも連続バーディを決めて、その視線を釘付けにした。

後半はパットが決まらず伸び悩み、目標の通算アンダーパーには到達できず、通算１オーバーは「あと一歩だったけど、良いゴルフが出来た思います」と、納得の表情。
「２日目と、今日３日目と良い調子でこれているから」と確かな手応えで迎える最終日の目標は「大きく、トップ10入りです」。
さらに５位内に食い込めば、このホスト大会で２年連続の獲得賞金１億円超えの可能性もある。

「ひとつでも上に行けるように頑張りたい。明日こそ、アンダーパーでフィニッシュしたい」と力を込めた。

• 石川 遼