Tournament article
The Championship by LEXUS 2009
今大会のホストプロ、近藤共弘が「そろそろ勝ちたい」
そのため、このホスト大会は近藤が倍頑張らなくてはいけないといった雰囲気だが、本人には気負いはない。
「もちろん、盛り上げたいという思い入れは人一倍。いいところを見せたいという気持ちもある」。
しかし、そのプレッシャーで本来のパフォーマンスが発揮出来ないような、そんな神経の持ち主ではない。
実際に昨年5月には、地元・愛知での開催という重圧をものともせずに、中日クラウンズでツアー通算4勝目を飾っている。
「今週も楽しく戦いたい」と、適度に力が抜けており、良い感じでリラックス出来ている。
ホスト大会での1勝は、昨年の第1回大会でももちろん狙っていた。
だが、夏場に発症した足底筋膜炎は、歩くだけで激痛が走る症状がおさまらないまま、結局25位に終わった。
「良い結果が残せなかったから」。今度こそはという思いもある。
怪我に泣かされた昨シーズン。足の痛みも完治して迎えた今季は「智弘」から「共弘」へ、登録名を変更するなど気分も一新。
これまでただ一人、全19試合出場の予選通過記録を続けているばかりか2位タイ2回と3位タイ2回を含むトップ10入りは7回と好調をキープして、あとは次の5勝目を待つばかりという状態だ。
そのためにも課題はグリーン上。
先週のマイナビABCチャンピオンシップでも、ショットは絶好調なのに、パットに泣かされ10位に甘んじた。
「勝てないのはそこかもしれないけれど、全力で取り組めばなんとかなる。気持ちを強く持って行きたい。そろそろ勝ちたい」。
5日(木)から始まる本戦を前に、改めて気合いが入った。