Tournament article
The Championship by LEXUS 2009
米ツアー挑戦前の1勝を、矢野東
実はファイナルステージからの出場権があった昨年は、一度はエントリーを出しながら、迷った末にキャンセルをした。
昨年は、自身初の賞金王獲りを争っていたことに加えて、「トレーナーも、コーチもいない向こうの環境でやっていく自信がない」と、やむなく取りやめたのだが、この決断はのちに後悔することになる。
「環境の問題はただの言い訳。あのとき、やっぱり挑戦しておくべきだった」との反省から、今年はすでにシーズン前から、たとえファーストステージからの出場となっても米ツアーへの挑戦を目標のひとつに掲げてきた。
実際の現地での拠点などはまた、Qスクールを無事突破してからの話しになるが、準備も着々と、いよいよ出発のときを次週に控え、やはり心残りなのは日本での勝ち星だ。
順調にセカンドステージを通過出来たらもうしばらく戻らない。
そのまま現地に腰を落ち着け、最終ステージまで持ち込むつもりなだけに、日本に後悔は残したくない。
「もちろん、勝って行きたい」。
昨年、10試合連続のトップ10入りを果たした今大会で、今年は渡米前のツアー通算4勝目を狙う。