Tournament article

日本プロゴルフ選手権 2009

深堀圭一郎「明日改めて、前向きに出られるように」

この日初日は1番ティから7時27分のスタート。朝4時すぎに起きて、コースにやってきたが、豪雨に水を差された。

次第に強くなる雨は視界を遮り、ドロップ可能な箇所さえ見あたらない。

もっとも雨脚が強まった3番は、518ヤードのパー4だ。
タフなホールに「どうにかショットはしたけれど…」。
ますます厳しい戦いを覚悟した瞬間に、中止のサイレンが鳴った。

「せっかく早起きして、スタートしたのに残念」。
その一方で、「中止は妥当な判断だった」という思いもある。
「やっぱり、メジャーはある程度整った状況でやりたいから。明日、もういちど新たな気持ちでスタートしたい」。

その前に、小休止だ。
クラブハウスで中止の一報を聞いて、帰り支度をしていた深堀の携帯電話が鳴った。
丸山茂樹だ。
「早く帰ってきて、ご飯食べようって…」。
大親友とお腹を満たしたあとは、翌日の仕切り直しに備える。

「体を動かして、明日また改めて、前向きに出られるように。準備しておきます」と、話してひとまずコースを後にした。

関連記事