記事
JGTO TPC イーヤマカップ 2000
「伊沢さんは、飛距離、球筋、パット、すべてに優れている」
バックスウィングをした瞬間に、池の鯉が水を跳ね上げ、それが気になって「ドカっとダフってショート(笑)。でもあんな早くからスタートしてるわけですから、いきなり普通のゴルフはできないですよね」
はじめにボギーとつまづきながらも、12番、13番では連続バーディを奪い返すなど、ボギー発進にもメゲることなく、懸命に追い上げた。
そして、最終18番では、3メートルのパーパットを執念でねじ込み通算10アンダー、単独2位につけて最終ラウンドのスタートを待ったが、激しい雷雨で中止が決まったのだった。
「ショットもパットもよくて、チャンスもたくさんあった。バーディ、バーディで流れがよくなってきたんだけどね…。
結局、3打差。昨日よりひとつは引っ込めたんですよね。最終日ができなかったのは残念だけど、まあ、しょうがない。あの天気の中、身の危険を感じながらやるよりもね。また次回もチャンスはあるわけだから。今回は、第3ラウンドの残り9ホールが消化できただけでもよかったかな、と。
それにしても、伊沢さんのゴルフは違うよ。飛距離、球筋、球の高さ、パット…すべてにおいて優れている。
それでもやっぱり、自分は自分のゴルフをするしかないんですよね。背伸びをしても仕方ない。僕は僕なりのゴルフをしていれば、(2日目のように)63とか出る日もあるわけだし、自分のゴルフを見失わないでいれば、いいスコアも出る。今回は、それを続けていけばいいんだなって感じらましたね」