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プラヤド・マークセンが大健闘の2位タイ

写真提供:Asian Tour
惜しくも優勝は逃したが、価値ある2位だ。ジャパンゴルフツアーメンバーで、タイ出身のプラヤド・マークセンが、メイバンク・マレーシア・オープンで、大接戦を演じた。

最終日の16番でボギー。一時は戦線から脱落したかに思われたが、17番のバーディで再び首位に並び、勝負は最終18番へ。
このパー5のティショットをバンカーに入れながらもバーディチャンスにつけてしぶとく粘り、優勝したアンソニー・カン(米)と、最後まで競り合った。

「16番の3パットと、17番のイーグルチャンスを外したのが痛い」と、唇を噛んだマークセン。
「最後もバーディが必要だと知っていた。でも、バンカーに入ったボールはへりについて、脱出できなかったんだ。最後の9メートルのバーディパットもあと少しで決められなくて非常に残念。何回かの悪いパットには失望しているよ・・・」。

ひとしきりこの日のプレーを悔しがったあと、「でも、今日の2位はこれからの自信になる」と、前を見据えた。

その視線の先には、オーガスタがある。

優勝こそ譲ったが、このアジアと欧州共催のビッグトーナメントでの2位タイは、現在59位につける世界ランキングのポイントも、かなり稼げるはずだ。

さらに、このあと世界ゴルフ選手権を2試合控えており、そこで好成績をあげて50位内に食い込めば、2年連続のマスターズも見えてくる。

初出場を果たした昨年は持病の背筋痛のため、2日間でコースを去らざるをえなかった。
それだけに、もう一度あの舞台へという思いは人一倍強いが、今回の結果でそれも現実味を帯びてくるはずだ。

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