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ダイドードリンコ静岡オープン 1999
大会第2日目は、サスペンデッドとなった。
気象庁によると、今後、雨脚は強まる一方で、ときおり、雷を伴う恐れもあるため、日下敏治・大会競技ディレクターが、13時25分に競技中断を決めた。
プレーの再開、明日20日の7時の予定。
写真 競技中断までに、アウトは6組、インは9組目までの45人がホールアウト。
通算5アンダーの田中秀道とリチャード・バックウェルが暫定首位に立った。
「グリップをぬらさないように、とか、雨を含んだグリーンの早さとは、雨に対して、頭の中のなかをいっぱいにしながらプレーしていました。
グリップがすべるものだから、すっぽ抜けないようにと、手に余計な力が入ってひっかかりぎみの球が多かったですね」(田中秀道)
写真 前日2位タイでスタートしていた奥田靖己(午前アウトスタート)は、通算8アンダーまでスコアを伸ばしていたが、17番ホールアウト後、ひとホール残して中断のサイレンを聞いた。
「雨の中のプレーだったけど、特に何かを気をつけるわけでもなく、シンプルにプレーしていた。午後スタートの人は、明日、ええ天気の中でプレーできていいね」(奥田靖己)。
前日首位の金鍾徳は、13番(午後インスタート)までプレーして、通算7アンダー。
午後の最終インスタートの溝口英二、高橋正博、アンソニー・ギリガンの組はティーオフするまでに、中断が決まった。
「ラッキーでした。明日のスタートは早いけど、朝早いのは平気だから。これから、ゆっくり練習できる場所を捜しますよ」(溝口英二)
コース内は、正午までにかなりたくさんの水たまりがフェアウェーのあちこちに出来あがっていた状態。とく4番16番がひどく、また、11番の右バンカーには完全に水が溜まり、ドロップする隙間も残されていなかったほどだった。
4番までプレーした鈴木亨は、「フェアウェーも、ほとんど打てる場所がなかったよ」と話していた。