記事

カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2006

シード権争いの選手たち桑原克典と小田孔明

「目の前の1打をやるだけ」と桑原
現在、賞金ランク92位の桑原克典は、95年から11年間守ってきたシード落ちの危機。この事実上の最終戦で最低でも単独4位に入らなければ、ファイナルQTに向かうしかない。
この日初日は2アンダーの21位タイにつけたものの「結果ばかりを考えていたら苦しいだけ」と平静を装った。
「とにかく、目の前の1打をやるしかない。あとは・・・神のみぞ知る。最終日に良いコメントを残したい」と、最後まで諦めない構えだ。

同ランク78位の小田孔明は、この日最終9番で1メートルもないパーパットを外して「泣きそうになった」。
2アンダー21位タイに順位を落として「あれを入れていれば明日からのゴルフが違っていた」と、悔しがった。

ボーダー線上の73位との獲得賞金差は71万7430円。
念願の初シード入りまで、あと一歩のところまできているだけに、「今週は必死です。是が非でも取りに行きたい!」と悲痛な叫び。
「今日も最後さえ入れておけば・・・」と地団太を踏みつつ「明日は4アンダーで回って仇をとる」と、闘志を燃やした。
  • 「明日は仇をうつ」と小田

関連記事