記事
バークレイズ シンガポールオープン〜各選手の直前情報〜
火曜日のプロアマをプレーした高山忠洋と宮里聖志は、ドライビングレンジのみの調整で、この日水曜日はノーラウンド。コースの印象を聞くと、「フェアウェイが狭い」と、口を揃える。また宮里は、「初めてのコースでプロアマの1Rしかしていないので、コースは正直わからないことだらけ。だから攻めていきたい。あとは疲れを残さないようにしたい」と、話した。
また、この日水曜日のプロアマは、宮本勝昌、平塚哲二、矢野東と篠崎紀夫がラウンド。宮本は「まだ3ホールだけど、コースが難しく感じる。もうボール2個もロストしてしまった。」と、苦笑した。一方の篠崎は「ラフに入ったら、いやらしいライになる。何とかこの芝に慣れたい。」と、話した。
変わって平塚は「フェアウェイが狭いし、グリーンが硬い。落ちた場所によっては、7アイアンでも10ヤード程度のランが出てしまう」と、やはりコースへの警戒を深めつつ、プロキャディのサイモンとのコンビを組んで楽しそうだ。「サイモン、このホールはどこに打てばいいかな?」と平塚が問うと、サイモン氏は、「真っ直ぐ」としか答えない。「こんなキャディでいいのかな。そんなこと聞いてないやん」と笑い合う2人は、息の合った漫才コンビのようでもある。
「日本の難しいセッティングの大会に比べれば、対応できると思う。だけど、ラフにボールが行くとすっぽりと入るから…。これが難しいと思う。」とコメントしたのは矢野だ。本戦に備え、下見に余念がない一方で、大会を存分に楽しんでいる。
この日は、ドライビングレンジで、E.エルスとV.シンに挟まれて球を打ったそうで、「自分の練習よりも、彼らがどんなスイングでどんな球なのか気になっちゃって。いやぁ、気持ち良かったなぁ」と話すなど、すっかりご機嫌。プロアマのアマチュアの皆さんにも「ナイスショット!」と大きな掛け声で盛り上げるなど、しっかりとホスト役も果たしていた。