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アイフルカップ 1999
前大会のヨネックス広島オープンで、初優勝を逃した手嶋多一は
「ゴルフの調子はものすごくいい。だから3日目まではそこそこのプレーができる」と手嶋。ただ、プレッシャーのかかった場面で、スイングのコントロールができないことが、目下の悩みという。
「こないだのヨネックスもそうでしたが、すっごく気持ちがびびってしまって、なんとかしようと思っても、冷静にスイングできないんです。それで、どうしても思うような球が打てなくなってしまう。こないだも、バラバラだったですからね」。
ぜんぜんダメ…と、自らを戒めるようにつぶやいた後、こう続けた。
「でも、この薬は、何度も優勝争いすること。それしかないんだと思う」
いやというほど、敗れた経験を積み重ねることだけが、勝利への近道になるのだろう。