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ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 2023

初V→発熱、からの再挑戦。平田憲聖が見習うチャレンジド精神(LIVE中継8時~)

最終日もABEMAの生中継に九州の元怪童、手嶋多一(てしま・たいち)が座る。
ひそかにそっくりさんとの評判もあるお笑い芸人「千鳥」のノブさんばりの軽妙トークで中継ブースを爆笑トークに誘う。



でも、前日3日目に、契約先ミズノの若き後継者をゲスト席に招いたときは、ちょっぴりキリっと誇らしげになった。

平田憲聖(ひらた・けんせい)が今年、初優勝を飾った2週前の「ミズノオープン」で、平田の前代の2015年にホストVを飾ったのが手嶋だった。

「平田くんの前は誰と思う?」と2人解説の田中秀道(たなか・ひでみち)が、わざと平田に手嶋の名前を引き出させるのを聞きながら、心なしかにやにやしていた。

「すごく期待の選手」と、手嶋も推す平田が3日目に「65」。
最終日を3位タイから出る。



第2ラウンドから2日連続で順延した先週の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」は、大雨の2日目に「67」で5位タイに浮上し「出かける時にばーっと降る」などと雨男を自称したが、翌3日目に38度7分の熱が出た。

検査は陰性だったため、「やめる選択はなかった」と、4日間を完走したがフラフラで大きく後退。53位タイに終わって残念だった。


出直しの今週は、2日目にたまたま練習場で隣の打席になったチャレンジドに目を見張った。

右足義足でツアー初出場した吉田隼人さんは、「僕らには想像もつかないご苦労があると思いますけど、ほんとにスゴいショットを打たれていて。そのイメージがスコアにつながったと思います」と一昨日、第2ラウンドの「66」を振り返った。


「ミズノオープン」から2週続けて共に競った金谷と中島が今週は頭2つ抜けており、今回割り込むのはなかなか難しそうだが、「ゴルフは何が起きるか分からない。僕も伸ばせるだけ伸ばしていきたい」。

「挑戦するチャンスや使命を神様から与えられた人」=「チャレンジド」。
吉田さんのチャレンジド精神を見習い最後の上昇を期す。

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