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片山は6位、石川は予選落ち
15番のバーディで、通算2オーバー。44位タイ、もしくは首位と10ストローク差のカットラインが一瞬、見えかけものの直後の16番から2連続のダブルボギーで通算6オーバー。
後半に踏ん張って、通算1オーバーまで盛り返した前日初日の51位タイから73位まで順位を下げて、決勝ラウンドには進めなかった。
「出来るだけ楽しくプレーしようと心がけていたが、36ホール、1ホールも楽しんでというのが出来なかった。そう簡単にはいいプレーをさせてくれなかった。……凄い悔しい」と、石川。
「今まで体験したことのないようなシチュエーション、今まで何回もミスしてきたシチュエーション…さまざまな状況から打つことができて、1年間、頑張ってきた成果をここでテストされているような気がしました。またこれから1年間、一生懸命練習してトーナメントで戦って、ここに戻って来られるような選手になって、今度のテストはうまくいくように頑張りたいと思います」。
一方、賞金王は耐えた。「パーパットはすべて入るのに……」。片山晋呉は、自己初の60台をマークして、4位タイにつけた初日から一転、再三のバーディチャンスが決まらない。
強い風にも苦しめられて、我慢のゴルフが続いた。
だが、そんな状況下でこの日ボギーは「まだ2個しか打ってない」。怪我を最小限にとどめられていることに気がついて、自信がよみがえった。
「最後はきっと、いいことが待っている」。気持ちを切り替え迎えた最終18番。
フェアウェイから手前につけたバーディチャンスは打つ気構えを見せた瞬間、突風に見舞われたが「それがいい追い風になってくれました」。
バーディフィニッシュで「今日1日が報われた」。
通算4アンダーは、6位タイで決勝ラウンドを迎える。
「ここでこの位置にいられることが信じられないけれど、このために頑張ってきましたから。信じ切ってやりたいと思います」(片山)。
そのほか、ジャパンゴルフツアーメンバーのジーブ・ミルカ・シンと、プラヤド・マークセンは予選落ち。今年、初出場の今田竜二は通算1オーバーの42位で決勝ラウンドに進出した。
首位は、通算9アンダーでチャド・キャンベルとケニー・ペリー。