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第3回 谷原秀人ジュニアクラシック

谷原自身が「少しでも地元の為に、そして子供たちの為に何かできたら」という思いから始めた『谷原秀人ジュニアクラシック』は今年で3度目の開催となり、会場となっている松永カントリークラブには今年も元気のよい子供たちの声が響きわたっていた。

このジュニアクラッシックは「第4回全日本小学生ゴルフトーナメント中国地区予選大会」も兼ねており、今年は合計で150名にものぼる子ども達が参加。

開催コースとなる松永カントリークラブは谷原がジュニアゴルファー時代、父親と何度もプレーしたことのある思い出深いコース。当時の谷原はまだプロへの道は考えていなかったというが、この日集まった多くのジュニアゴルファーは既にプロを目指している子が多く、同郷の谷原は憧れの存在だ。

地区予選の競技を終えた子供たちは谷原のレッスンを受けるため、次々に練習場へと駆けつけ、谷原は休む暇なく何度も打席を往復しレッスンを行う。
汗を拭いながら、ひとりひとりのスイングやフォームを確認し普段の練習方法などもアドバイスする谷原は、その後に必ず子供たちに「今の良かったよ!その調子で頑張ってね」と、声をかける。その言葉に子供たちは「ありがとうございます!」と、恥ずかしそうな笑顔を見せていた。

初年度は115名だった参加人数も回を重ねるごとに増えつづけ、今年は150名にもなった。初回から参加している子供たちも数多く、谷原は「だんだん人数も増えてきて、毎年参加してくれている子は身長が伸びていたり、成長も見れる」と、子供たちを見守る楽しみもあるようだ。

そんな谷原に今年は新たな嬉しいニュースも。2006年から毎年、地元・尾道市の教育委員会にスナッグゴルフセットを寄贈している谷原のもとに、地元・御調中央小学校の子供たちがスナッグチームを結成して現れた。谷原から贈られたスナッグセットで週一回の練習を行い、「将来は全国を目指す!」と、意気込んでこの大会に乗り込んできたのだ。
副代表を務める明上浩之さんは「普段は子供たちが芝生の上でプレーをする機会もありませんし、今日はいつもテレビで見ている谷原さんに会えるということで子供たちはいつもより生き生きしてますね。」と、目を細めていた。「子供たちのギラギラした目をみてると、僕もパワーがもらえる。地元にも還元したいし、ちょっとの時間でも子供たちに触れ合えればいいと思う。将来この子達がうまくなってゴルフを広めていってくれる様に、出来る限りずっと続けたいですね。また活躍を見せられるように頑張らないと!」と、子どもたちからもらったパワーを源にツアー後半戦での活躍を誓っていた。
  • 御調中央小学校のみんなと記念撮影! 
  • 谷原が子供たちの帽子にサイン!

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