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つるやオープン 2010

先週2位の丸山大輔が引き続き好調

先週のジャパンゴルフツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」でプレーオフ4ホールの末に敗れた。

これまでのツアー通算2勝で痛感していたことだが改めて、「1勝するのは凄く大変なこと」というのを思い知った。

負けたことへの周囲の反応はさまざまで、最終ホールで追いついてサドンデスに臨んだことを評価して、「よく追いついたね」と言ってくれた人。
「もうちょっとだったのに、惜しかった」と残念がってくれた人。
いろんな反響があったが本人は、「やっぱり悔しいですね。1勝をみすみす逃したわけですから」。

その思いをそのまま、第2戦の会場のここ、山の原に持ってきた。
「もう1回優勝争いするつもりで、今度は勝ちたい」。
強い気持ちが生んだ、ボギーなしの64。
しかも、ただ一度のピンチもなし。
6番で、10メートルの長いチャンスを決めた以外は「しっかりとパーオンしてバーディチャンスにつけてというゴルフ」。

完璧な内容は久しぶりに、ジャンボ尾崎とのラウンドで、気合いが入ったというのもある。
「ジャンボさんのテンポの良さにつられました。自分も余計なことは考えず、構えたらパパっと打てたので、それも良かった」。
プレー中は、ほとんど喋らなかったジャンボがホールアウトして、スコアカードを提出したあと、「ナイスプレー」とひとことだけ、ぼそっと褒めてくれたのも嬉しい。

そんな丸山が「なんだか今年は自分が怖い」と言ったのは、2月のオフ。
昨シーズン途中から、スタートしたトレーニングも順調で、今年はクラブ調整にも今まで以上に力を入れた。

すでに、早くもそのころには体がキレまくり、いつ開幕しても良いくらいの状態に仕上がっていた。
2週連続の上位争いに、「見た目は変わらないかもしれないけれど、中身は変わっていますから!」と、あのとき言っていた言葉に偽りはなかった。

第2戦は初日が雨天中止となり、54ホールの短期決戦。「明日以降も勝つことを意識してやります。最終日こそ、優勝が狙える位置にいたい」。
もともと、あまり強気なことを言わない選手だったが2010年は、身も心もすっかり生まれ変わったような勢いだ。

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