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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2017

46歳の自虐。丸山大輔は「今の僕にちょうどいいのは・・・」

一時期、JGTOのプロフィールの出身地を小3まで過ごした愛知県で申請していたが、今年はまた、住まいのある千葉県に戻した。

ベテランのご当地プロが、袖ヶ浦で4年ぶり2度目の勝利に向けて、絶好の位置につけた。

2013年大会を制した際には、3日目が中止になった。
今年は初日が中止となり、再び54ホールの短期決戦となったが、あれから4年を経た今は、「3日でも長い。今だと、2日間くらいがちょうどいい」と、46歳の自虐が止まらない。

前半のインコースで5つ伸ばしてアウトは一転、すべてパーで堪えたのも、狙い通りだ。
アウトは特に、丸山には出だしの4番まで、厳しいホールが続いて「1番から4番は、だんだん距離が伸びてない? 変わってない? おかしいなあ。俺が年々、飛ばなくなってるだけか」と、ぼやきながらも、1番では手前20ヤードからサンドウェッジで寄せて、2番は手前のバンカーからつけた2.5メートルをしのいで、4番では10ヤードからOKにつけた。
鬼門の4ホールのうち、3ホールを1パットパーでしのいで無事、切り抜けた。

54ホールどころか、36ホールの短縮も「冗談じゃなく、狙っている」。週末は大型の台風の襲来で、「日曜日も出来るかどうか」と、選手の間でそんな危機感がまことしやかに語られれば、ベテランのそれに乗じて、「何があるか分からない。今日は出だしから(スコアで)とばしていく」との作戦どおりになった。

飛距離では及ばずとも、「なんとか150ヤード以内に持ちこめれば、若い選手には負けない」と、自虐の中にもベテランのプライドをひらめかせた。

目下、賞金ランキングは86位と2014年以来、3年ぶりのシード復活にはまだ道半ば。
「ここは、相性の良いコースで結果を出したい」。
大会2勝目によるツアー通算4勝目ならば、言うことなしだ。

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