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SMBCシンガポールオープン 2017
2日目もサスペンデッド
日没間際に滑り込みで競技を終えた丸山大輔は、今大会の出場権も滑り込みだった。
昨季のチャレンジトーナメントの賞金ランキング2位で今季、出場権を取り戻したとはいっても日亜共同主管の今大会は、60余人しか枠がない。
それでも、現地で繰り上げ出場を待つつもりで最初から日程を組んであったが、嬉しい知らせはシンガポールに来る前に舞い込んだ。
先週は、タイでアジアンツアーのQスクールに挑戦した。4日間競技の3日目を、十分圏内で終えたが強烈な震えに襲われたのは、その夜。
生まれて初めて経験する熱中症だった。
慌てて病院に駆け込んだらそのまま一晩中、点滴を受けることになり、最終日をやむなくキャンセル。
傷心のタイからシンガポールに来てからも、用心と安静につとめて2日目は、通算5アンダーまで伸ばして、酷暑の中でも優勝争い出来るまでに回復してきた。
2年ぶりのシード復活をかけて挑んだ昨年のカシオワールドオープンで予選落ちを喫して、「悔しくて、その翌日からトレーニングを始めた」という。
「スタートから良い成績を残せると、1年有利に戦える。このシンガポールと次のミャンマーに賭けるつもりで練習にも励んできた」。起死回生をかけて、45歳もシンガポールで燃えている。
なお、第2ラウンドの残り競技は、翌21日の7時30分から再開。続く第3ラウンドのスタートは、9時15分以降になる見込みです。