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ワールドカップ3日目 日本チーム 19アンダー4位タイをキープ
今日は初日と同じフォアボールでのゲーム方式。
1番Par4で今田が1.5mのバーディーパットを決めて幸先の良いスタート。
2番Par3はパーとして、3番Par5では2人ともバーディー。最高の滑り出しだ。
4番Par4、5番Par3、6番Par4でいずれも決めきれずにパーとして流れが止まりかけたが、7番Par5で藤田がバーディー。8番Par3をパーとした後の9番Par4で藤田が10mのロングパットを決めて、「ようやく気持ち良いのが入ってくれた。」
今田も、「4番から6番まで(バーディーが取れなくて)厳しいホールが続いたが、7番と9番で藤田さんが決めてくれて、そこから流れが出始めた。」
その言葉の通り、続く10番Par4でピン手前3m、11番Par5ではピン奥2.5mをいずれも今田が決めて3連続バーディーとした。
難関の12番Par4をパーで切り抜け、13番Par3でこの日の最大のピンチが訪れる。藤田のティーショットはシャンクしてグリーン右のブッシュへ。今田のティーショットはグリーン手前のバンカー。しかもボールがすっぽりと砂にかぶってしまうほどの目玉。藤田のボールはとても打てるような状況ではなく、ギブアップ。今田にすべてが託された。今田は「ティーショットであのバンカーに入れている時点でダメですけどね。とりあえずバンカーから出しさえすれば、あとはピンに向かってコロコロと転がっていくだけなので・・・。」と、さも簡単そうな言い方をしたが、このバンカーの目玉からピン手前1m弱につけ、ナイスパーセーブ。「あのパーセーブはバーディ以上に大きいパー。」と藤田。今田が相方のミスをしっかりとカバーしてみせた。
14番Par4をパーとした後、15番Par5ではお返しとばかりに藤田が2オン2パットでバーディー。16番Par4、17番Par3をパーとした後、さらに18番Par4では藤田が魅せた。藤田のティーショットはフェアウェイセンター。続く今田のティーショットは無情にも左の池に。ここでは藤田にすべてが託された。藤田の2打目はきれいな弧を描いてピン右2.5mにオン。2人で入念にラインを読み、ゆっくりとしたストロークから打ち出されたボールは、軽いフックラインに乗ってカップに沈み、連日のバーディーフィニッシュとなった。
「今日はもっとスコアを伸ばしたかった。このゲーム方式は、毎ホールでバーディーを取るくらいのつもりでやらないといけない。ボクはティーショットが右に、右に、藤田さんはセカンドショットが右に、右にと、2人ともあまり良くはなかった。」と今田。
同組だったイタリアチーム(モリナリ兄弟)がToday11アンダーでトータル25アンダー、首位に1打差の2位タイに浮上したことについては、「今日のイタリアチームは2人ともがバーディーを取りにいくゴルフをしていた。ボク達日本チームは、どこか“ちぐはぐ”というか・・・。」
首位は初日からトップを守り続けているアイルランドチームで26アンダー。日本チームはトップと7打差で迎える最終日となるが、「明日のフォアサムは、何が起こるかわからない。昨日(2日目)と同じ感じでショットが打てて、パットが入ってくれれば何とかなる。ゲーム方式の雰囲気は昨日で掴んでいる。2人がかみ合えばいい。」と藤田。
今田は、「自分にプレッシャーをかけ過ぎないようにプレーしたい。相方のことを考えるとどうしてもプレッシャーがかかってしまうが、その部分を上手くコントロールしていきたい。」
明日の最終日、日本チームは最後から3組目にイングランドチームと同組で11時36分(日本時間12時36分)にスタート。
“何が起こるかわからない”ゲーム方式だけに、最後まで目が離せない。
3日目の上位チームの成績
1位 アイルランド −26
2位タイ イタリア −25
スウェーデン −25
4位タイ 南アフリカ −19
日本 −19
6位タイ イングランド −18
ウェールズ −18
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