初日２位タイの成績で、全英オープンのオフィシャルホームページでもトップ画面に写真が掲載された久保谷。
「昨日言った通り、今日は最小限のオーバーで済んだので満足。スタート前は８０打つんじゃないかと思ってた。」

スタート前のドライビングレンジはアゲンストの風。
「練習でアゲンストの風の中で打っていたら、だんだんわかってきた。アゲンストの風の時は、スイングが大振りにならない。スタートホールから、全ホールでアゲンストのつもりで振っていったら上手くできた。」

今日のラウンドではダブルボギーを打たないように気をつけながらのラウンドだったと言う。１３番ホールでティーショットがロストボールとなり、このホールをダブルボギーとしたが、それ以外は３バーディ、３ボギーという内容。今日の風、天候からすると、満足ということなのだろう。

パットの調子を聞かれると、「パットの事まで全然気がまわらないよ！セカンドショットがグリーンに乗った瞬間に、次のホールのティーショットのこと考えちゃってるんだから。パットはボ〜っとしながら打ってるだけ。」

「とりあえず予選通過が目標だったので、それを果たすことが出来て良かった。でも、この全英オープンに乗り込んでくるにあたって、ゴルフが間に合っていない。即席のゴルフになっちゃってる。スコアを落とさない事で精一杯。パーをとるのにいっぱいいっぱい。」
と言った後に、「でも、たぶんこれが正解なんだと思うんだけど・・・。」

久保谷はおどけた言い方をしているが、この全英オープンでの戦い方をわかり始めているのかもしれない。

いま、こちらの現地時間は２０時半。久保谷はやはりパッティンググリーンでひたすら球を転がし続けている。

• 久保谷 健一