「給食を食べるのは小学生以来です。また食べる事ができるとは思わなかったです」と、笑顔で子供たちが待つ教室へと向う高山。
中学校からお弁当だったという高山にとって、実に２０年振りの懐かしい給食の時間。
今日のメニューは、筑前煮、ほうれん草の磯あえ、ご飯、ふりかけ、冷凍りんご、牛乳だ。

「いただきます！」高山を囲んでの給食の時間が始まった。
子供たちにとって、こんなチャンスはないとばかりに、給食を食べながら高山へのたくさんの質問が始まった。
「なぜゴルフを始めたのですか？」「ゴルフ以外で得意な事は何ですか？」「ゴルフで何メートルボールを飛ばしますか？」「何歳からゴルフを始めましたか？」
子供たちが興味津々に聞いてくる質問に、１つ１つ丁寧に答える高山。
「今までにホールインワンはありますか？」との質問に、「４回あります」と答える高山。「すごい！」と、子供たちから歓声が上がった。
「でも、初めてホールインワンを決めた時は、興奮して、そのボールを記念に取っておく事を忘れて、次のホールで池に打ち込みました」と、子供たちを笑わせた。

和気あいあいとした雰囲気の中、給食の時間も終わり、休み時間へ。
子供たちは我先にとサインを求めて高山の前に列をつくり、並ぶ子供たちがいなくなるまで高山は１人１人に丁寧にペンを走らせた。

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• 高山 忠洋