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とおとうみ浜松オープン 2011

「みんなでつくるゴルフトーナメント」は大盛況のうちに

ボランティアで表彰式の司会を務めてくださった千野さん、地元高校生もお手伝い!!
静岡県浜松市のグランディ浜名湖ゴルフクラブを舞台に繰り広げられた「とおとうみ浜松オープン」は、特定のスポンサー企業を持たず、「大好きなゴルフを浜松にもっともっと広めたい」「ゴルフで元気になりたい」と、そんな熱い思いを抱いた地元有志のみなさんが、智恵と工夫を持ち寄って準備に準備を重ね、とうとう記念すべき第1回大会にこぎつけました。

賞金や運営費のほとんどが、入場券収入でまかなわれるというのも斬新な取り組みのひとつ。また、2万1000円で発売された前売り通し券は、火曜日の前夜祭パーティや、前日水曜日のプロアマ戦に参加出来る抽選券付きというユニークさで、ファンの好評を博しました。

期間中は、延べ1100人を越えるボランティアのみなさんが、大会を支えました。
スコアラー業務や移動式ボード、観客整理など通常の業務に加え、1番ティで選手を送り出すスタートアナウンサーの仕事も、今回はボランティアの分担でした。

日曜日に担当された方は、石川遼の前日までの通算スコアを1打誤って読んでしまい、大観衆の中で冷や汗をかかれましたが、石川本人の「大丈夫ですよ」というフォローに救われる、という微笑ましい場面もありました。

また、4日間最後の晴れ舞台、表彰式では人気フリーアナウンサーの千野志麻さんが、これまたボランティアで司会をご担当。
地元の浜松開成館高校ゴルフ部1年生の岸田英里子さんと、同・中学3年生の大浜佑美さんは、チャンピオンとベストアマチュアに贈られた優勝トロフィならぬ“優勝記念大凧”や、優勝賞金パネル、高級腕時計オーデマ・ピゲの副賞パネルを、プレゼンターの加茂晴康・実行委員長に手渡す“パネルアテンド”をつとめて、華を添えてくれました。

まさに「みんなでつくるゴルフトーナメント」は、石川遼とのデッドヒートの末に、35歳の小林正則が劇的なツアー初優勝を飾りました。
「僕が勝てるとは思わなかったし、今日は当然遼だろうと。遼がこの場にいれば盛り上がる」と、表彰式で、ちょっぴり気にしていたチャンピオンも、満員のギャラリーのあたたかい拍手に加え、加茂・実行委員長のこんな表彰スピーチに感激しきり。

「今日は本当に感動しました。素晴らしいプレーを本当にありがとう!」と、逆にお礼まで言われて喜びは倍に。

「こんなに素晴らしいトーナメントを作ってくださった浜松のみなさん、本当にありがとうございました。来年もまた、この大会に帰ってくることを楽しみにこれからも頑張ります!」(小林正則)。

  • 延べ1100人を越えるボランティアのみなさんも大きな力に
  • 矢のような祝福を受けて
  • 浜名湖に面したコースは、移動手段のモーターボートもまたボランティアで運用された。優勝記念大凧を上げながら、風をきって疾走するチャンピオン!!

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