8時45分に仙台駅を出発して、女川町総合体育館の避難所に到着したのは11時。
避難所には、現在約400名近くの被災した方々が生活をされているが、皆さんが外に出て選手の到着を温かく出迎えてくださった。
まず選手が取りかかったのは“炊き出し”だ。
けんちん汁500食、チゲ鍋500食、かき氷1,000食を皆さんに振る舞った。
大きな鍋をかき混ぜる役、お椀によそう役、皆さんに配る役、はたまたかき氷の氷をかく役、氷にシロップや練乳をかけて皆さんに配る役などそれぞれ配置について、慣れないぎこちない手付きで、しかし笑顔を絶やすことなく皆さんに振る舞った。
避難所の皆さんは、「おいし〜!」、「おかわり!!」と喜んでくれた様子。
この日は、梅雨の谷間の真夏の太陽が照りつけ、最高気温は30度を超える暑さとなったこともあり、特にかき氷は大人気。長蛇の列となり、選手たちは額に大粒の汗をかきながら次から次へとかき氷を作っていった。
約2時間にわたる炊き出しを終えた選手たちは、昼食を挟んだあと、避難所の皆さんとの“ハイタッチ会”に臨んだ。
10名の選手が横1列に並び、皆さん1人1人と手を合わせた。