記事
日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2011
河井博大は「僕はまだ中途半端だけれど」
2番はカラーから、パターで9メートルを沈めた。
3番も、やはりグリーンの外から25ヤードの距離を、パターでねじ込む。
「天気が回復して昨日よりグリーンが速くなって、その分今日はカップに届きましたね」と、コースの変化にうまく対応して、好スコアにつなげた。
今週、会場入りしたときに、自分の中でひとつ掲げた大きなテーマが「勇気を持ってティショットを打てるかどうか」。
タイトに絞られたフェアウェイは、ターゲットを決めたらそれに向かって思い切って打つ。「それが出来たらなんとか良い成績で上がれる」。
作戦が、この2日間は「成功している」。
2000年に初シード入りも、その間2度のシード落ちを経験し、2009年に2度目の復帰。もちろん、ツアー初優勝もまだ。
このプロ日本一決定戦で、絶好のチャンスを迎えたが、「よし!」という気持ちにはなれない。
「優勝はしたいですよ、もちろん」と前置きしつつ、「メジャータイトルは難しいセッティング、というのがまずひとつ難関として来る。その中で、僕は心・技・体すべてにおいて、まだ中途半端というか、全部が少しずつ整っていないという気がするんです」と謙虚に、「週末も変に意識せず、自分が決めたテーマをやっていこうと思います」。
決勝ラウンドこそ、ますます勇気を出していきたい。