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「GOETHE Presents THE 15th TOUR FITNESS CAR Pro-Am Golf 2010」にツアーメンバーが出場

ツアーを帯同するフィットネスカー
プロのツアーで1年間戦い抜くには強靭な肉体と精神力が必要になってくる。今季の最終戦で日本タイトルを手にし、先日の表彰式で最優秀選手賞に輝いた藤田寛之もこう話す。

「僕らは体が資本。怪我も当然するわけだから、日々のケアが重要になってくる。“心技体”というけれど、どちかというと“体技心”の部分もある」。

そんな戦士達の心身ともに休め、活力を与える場所こそが、ツアーフィットネスカ―だ。
一部の試合を除き、ほぼ全試合のトーナメント会場に帯同し、選手をサポートする。トーナメントに出場するツアーメンバー、ツアープレーヤーであれば誰もが使える施設とあって、スタート前とホールアウト後には多くの選手が訪れている。

そのバックアップは、トレーニングから、体のストレッチやマッサージ、怪我の治療までと幅広い。選手個々の体の特性や怪我の状態を把握し、的確なアドバイスを送る。
ツアーフィットネスカーには、JGTOオフィシャルアスレチックトレーナーも務める成瀬克弘さんを始め、株式会社プレジャーから数名のスタッフがおり、万全の体制が整っている。

「こうやってパフォーマンスが出せるのも、怪我をかかえながらも試合に出場できるのも成瀬さんやスタッフのおかげ。」と選手は口々に話す。

今季、「キヤノンオープン」で13年ぶりの復活優勝を果たした横田真一も、フィットネスカーなしでは優勝までたどり着かなかった。
「ずっと満身創痍の状態でやっていますからね。けど、休むわけにもいかないし。僕も痛くなると治療して貰って、後半戦はずいぶんと助かりましたよ。キヤノンオープンに優勝できたのもそのおかげです」。

そんなフィットネスカーも、北は北海道、南は九州と、毎週のように会場が変わるトーナメントにほぼ全試合に帯同するのには莫大な費用がかかる。
その経費を少しでも捻出する為に、1995年からチャリティプロアマ大会を開催している。今季は12月7日(火)に、千葉県の平川カントリークラブで「GOETHE Presents THE 15th TOUR FITNESS CAR Pro-Am Golf 2010」が行われ、15回目を迎えた。

シーズンが終わりオフシーズンに入る多忙な選手も、本プロアマの主旨に賛同し、チャリティに協力している。
今季の後半戦は腰痛を理由に欠場を余儀なくされた今野康晴や、足底筋膜炎で万全の体調でない深堀圭一郎も、「体を見て貰うとコンディションが良くなるし、普段からとてもお世話になっていますから。」と出場を快諾した。

各自が、プロアマ以外にも、チャリティオークションやスナッグゴルフなどで、大会を盛り上げ、今回のプロアマで来年の稼働見込みもたった。

来年で20周年を迎えるフィットネスカー。
代表の成瀬さんは「まだまだ選手の為に頑張って、ツアーの力になれるようにこれからも頑張っていきたいと思います。」と厚いサポートを約束した。

出場選手:今野康晴・SKホ・甲斐慎太郎・加瀬秀樹・片山晋呉・兼本貴司・髙橋竜彦・高山忠洋・立山光広・谷原秀人・Dチャンド・鈴木亨・深堀圭一郎・藤島豊和・藤田寛之・星野英正・増田伸洋・丸山茂樹・宮里優作・宮本勝昌・武藤俊憲・室田淳・山下和宏・横尾要・横田真一

物品提供選手(出場選手以外):小山内護・尾崎直道・神山隆志・久保谷健一・貞方章男・谷口拓也・原口鉄也・丸山大輔・矢野東 等

  • JGTOアスレチックトレーナーも務める株式会社プレジャー 代表取締役 成瀬克弘さん
  • ところせましと並べられた選手から提供されたチャリティグッズ

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