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日本オープンゴルフ選手権 2010

松山英樹くんが大健闘、単独4位に!!

東北福祉大1年の松山くんが、3打差の単独4位で最終日を迎える。その強心臓ぶりには、同じ最終組のひとつ前で回った武藤も脱帽した。

「絶対に崩れないあの精神力は、どこから来るんだろう」と、感心しきり。
自身は2003年のデビュー当時を振り返り、「あのときの僕とは明らかに、ショットに入るときの集中力が違う」。

3番でボギーが先行したが、すぐに持ち直した。再三チャンスにつけて、プロと渡り合う18歳の堂々としたプレーぶりに、「彼だったら十分、通用するんじゃないか」と、武藤も太鼓判を押した。

この日の71に、本人も「よく耐えました」と、納得の大会3日目。
スタートの1番ホールは、いよいよ決勝ラウンドを上位で迎えたという高揚と、予選ラウンドにもまして大勢のギャラリーに、「こんなにたくさん見に来ていただいているのだから。ボギーを打っちゃいけない、という気持ち。

いつものようにプレーしているつもりでも、慌てて打ったり、ソワソワしたり。落ち着きもなく、焦って打っていたと思う」と、序盤はプレーのリズムが速くなり、特にショットに安定性を欠いて、前半は一度もフェアウェイを捉えることが出来ない。

3番で3パット。「8番は、大オーバーでボギーを打って・・・」。
しかし、11番で「目が覚めた」。
この日、初めてフェアウェイを捉えながら、50センチもない絶好のバーディチャンスを外して「入んないや」と、キャディの岡部大将さんと笑いあった。良い意味で、力が抜けた。次の12番で4メートル。さらに13番のパー3は、1.5メートルにつけて連続バーディを呼び込んだ。

もし勝てば、アマチュアのゴルファー日本一は、第1回大会の赤星六郎氏以来、史上2人目の快挙だ。また18歳の優勝は、1928年の浅見緑蔵氏の19歳9ヶ月の最年少優勝記録を大きく塗り替えることになるが、「赤星さんも、浅見さんも、今まで名前も知らなかった」と、照れ笑い。
さらに最年少記録については「まだ来年もチャンスがありますね」と、ニッコリと微笑んだ。

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