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ブリヂストンオープン 2010

3打差で敗れた松村道央は「23を出した勇太が凄い」

10月のコカ・コーラ東海クラシック以来のツアー通算2勝目には「20アンダーくらいいけば届くかな、と思っていたけど」。目算は甘かった。後ろの最終組で回る池田勇太はそのはるか先を行った。

「まあ、仕方ないっすね、23を出した勇太が凄い」。

14番の3パットが悔やまれるが、それがなくとも届かなかった。大会最多アンダー記録を出してぶっちぎられれば、ぐうの音も出ない。

毎年、胸のすくようなバーディ戦が特徴の今大会で、松村がたてたプランは「省エネゴルフ」。初日と2日目は無難に予選を通過して、「勝負は3日目、4日目」と考えていた。

計画どおり虎視眈々と順位を上げて、そして最終日に64のチャージにも、池田の勢いにはかなわなかった。

「ゴルフの調子も良かったし、プランどおりに来ていた。勝てるんじゃないかという手応えも感じていたけれど。勇太がその上を行ったということ」と潔く、次なる目標に視線を移した。

今後の状況次第では、2週後の世界ゴルフ選手権「HSBCチャンピオンズ」の権利が得られる可能性も出てきた。
現在6位の賞金ランクはすでに、自己ベストをはるかに更新しており、「残りの5試合が重要になる。自分がどれだけやれるか。精一杯、挑戦してみたい」と気合いを入れ直していた。

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