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長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ 2010

シード1年生の額賀辰徳がコースレコードを更新

通算8アンダーで迎えた最終18番は、「ティショットは良い当たりではなかったけれど」。残り246ヤードは、フェアウェーど真ん中を捉え。昨年のドライビング王は、飛ばし屋の血が騒いだ。
迷わずに、スプーンを握った。
パー5では「常にイーグルを狙っていくのが僕のスタイル」。

グリーンは手前から左サイドに池が口を開けるが、怖くなかった。むしろ、ピンを狙って「力んでしまった」。
案の定、ボールは池に吸い込まれたが落胆もなかった。
「攻めて池だから、悔いはない」と、打ち直しの第4打は、ピンそばのパーセーブ。
ボギーなしの64は、ここザ・ノースカントリーゴルフクラブのコースレコードを塗り替えた。

この日2日目はまず、6時半から日没サスペンデッドとなっていた、前日初日の第1ラウンドの残り7ホールを消化して、6オーバーは117位。

予選通過には絶望的な2日がかりの滑り出しも、手応えがあった。
「ゴルフはけっして悪くない」。
ただ、問題はグリーン上だけだった。
「打ち過ぎちゃって、外しちゃう。フラストレーションがたまってた」。

続く第2ラウンドは、距離感をより強く意識して、前半の3番で4メートルのイーグルトライ。
思い通りに打てたことで、勢いづいた。

通算2アンダーは余裕で決勝進出に滑り込み、週末は「今日のスコアが良いきっかけになれば」。さらなる上昇を誓った。

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