記事

〜全英への道〜 ミズノオープン 2006

桑原克典「ここで勝つのが真の強さ」

今年は、ミズノの創業100周年というほかにも、所属プレーヤーたちがこの大会でいっそう気合を入れる理由がある。

ツアーに勝てば、優勝賞金のほかにメーカーからボーナスがもらえる。
特に、ホストプロがこのミズノオープンで優勝すれば、通常はメジャー戦の日本オープンに勝った場合と匹敵する金額が贈られるそうだが、この節目の年は特別に、それ以上のボーナスを出すと、発表されたのだ。

「僕も含めて、ミズノのプロはみんな気合が入っている」と、明かしたのは桑原だ。

「それだけ、僕らに期待してくださっている証拠。・・・そんな大会できっちり勝って、スポンサーを喜ばせるのが真のプロ」との自覚もある。

しかし、気合を入れて本番に臨むわりには桑原も、毎年それほど良い結果が残せていない。
「やっぱり、無意識にプレッシャーを感じているんだろうね」と、振り返る。

「いつもつい大事に行こうとして失敗しちゃう。でもね、そんな重圧を乗り越えて結果を出すのが真の強さ。真の男っていうもんだからね!」。
本戦を目前に控え、めっぽう威勢が良かった。

写真=ホストプレーヤーたちが並ぶミズノのポスター。自分の写真の上にサインをして「頑張ります!」と気合を入れた桑原。

関連記事