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夢を持とう 高山忠洋③
始めに、今年の開幕戦、「東建ホームメイトカップ」で高山が優勝したVTRを子供たちと視聴。
子供たちは、まるで生中継で行われているトーナメントを観戦するように、「がんばれ!」と大きな声援をおくり、優勝が決まった瞬間は大きな拍手が沸き起こった。
一緒にVTRを観ていた高山は「これは照れますね」
そして、高山の今までの生い立ちの紹介。
「みんなと同じくらいの年齢の頃は、落ち着きがなく、やんちゃで、よく先生に怒られていました」
幼少の頃、大きな病気をして、医者から「もうスポーツはできないかも」と告げられたが、それを克服して、高校まで野球をプレーした話には子供たちも真剣な眼差しで聞き入っていた。
そして高校3年生の秋、何気なくテレビで観戦していた、Philip Morris Championship(1995年)のトーナメント中継。強豪を振り切って初優勝した田中秀道の活躍に感動。
「これだ!」と思い、野球からゴルフへ転向した。
「みんなも何がきっかけで道が開けるか分からない。夢は1つよりもたくさん持って欲しいし、情熱は最高の才能です」と子供たちに語った。
そして、「勝てない時期や怪我をしてゴルフができない期時は辛かったけど、仲間の大切さも知りました。今、こうしてゴルフができているのも自分1人の力ではありません」と、周りに対しての感謝の気持ちを持つ大事さも語った。
「自分のこれからの目標は、2016年にオリンピックの正式種目となるゴルフで、日本代表として出場してメダルを獲る事、そしてツアーで25勝する事です」と、自分の抱負を子供たちに語った。
最後に子供たちから高山へのお礼にと、6年生全員から長年に渡って柚野小学校に伝わる和太鼓での「柚野御神乗」という力強い演奏と、全校生徒から校歌のプレゼントがあった。
高山は「子供たちの元気な笑顔で、先週までの連戦の疲れが吹き飛びました。楽しかったし、逆に元気をもらった感じです。もっともっと活躍できるように頑張ります」と、これからの活躍を誓い、子供たちへ感謝の気持ちを込めて最後までサインを書き続けた。