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ダンロップフェニックストーナメント 2009

宮瀬博文が日本人最高位に

大会主催のSRI契約選手が日本人として最高位につけた。最終日に67をマークして、堂々3位タイにつけた宮瀬だったが表情は、曇りがちだった。

優勝を逃した悔しさではない。
最終日は5打差の12位タイからのスタートに「初めから、そこは頭になかったから」。

目標は、ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場権。
国内のみの賞金ランキングで25位内の選手に権利があるが、今大会開催前の宮瀬の順位は31位。

この週、単独3位に入れば当確だった。
だがこの日はあがり2ホールで、絶好のチャンスを外した。

17番、18番でいずれも5メートルのバーディトライを決められず、直後は単独3位にも「多分、誰かに並ばれる」。

そう本ンも予言したとおり、最終ホールでバーディフィニッシュの22歳はアイルランドのシェーン・ローリーとタイで分け、出場権は次週に持ち越し。

宮瀬だけでなく、丸山茂樹(26位)や宮本勝昌(31位)ら、ランク25位前後の選手たちも虎視眈々とその権利を狙っている。

また1週間は気の抜けない戦いになるが、「最近、やろうとしているスイングが出来るようになって、ゴルフの調子も良いから」。
一昨年は、5月の中日クラウンズのチャンピオンとして出場し、改めてその舞台に立つ価値を噛みしめた“頂上決戦”。気を取り直して切符を獲りに行く。

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