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マイナビABCチャンピオンシップ 2008

3社合同プロジェクトで参戦した3人のジュニアは・・・

トーナメントを主催するテレビ朝日系列3社が推し進めるジュニアプロジェクト。今週のマイナビABCチャンピオンシップはいよいよその最終戦だった。

ABC朝日放送主催の今大会では、3人のジュニアがプロに挑戦。

高知・明徳義塾高2年の松山英樹くんと、埼玉栄高1年の今平周吾くん、そして茨城県の水城高1年の嶋田朱里斗くん(写真上から)。
いずれも予選通過はならなかったが、その夢は大きく膨らんだ。

ツアー初参戦で通算28オーバーを打った嶋田くんは「こてんぱんにやられました」とその厳しさを痛感しながらも「プロの世界が現実のものとして近づいてきた」と、声を弾ませる。

予選2日間は高校の先輩、横田真一の粘りのゴルフにも感心しきり。
「間近で見られたことが一番の収穫。僕も、もっとショットを磨いて1打1打に集中していけるようになりたい」と、課題を挙げる。

さらに身近な目標もある。
7位で予選通過を果たした石川遼。
小学生時代から競い合ってきたひとつ上の先輩は、17歳でもプロの世界で十分通用することを証明してみせた。
「頑張れば、遼くんみたいに僕らも出来る」とは、嶋田くんをはじめいま多くのジュニアが抱く共通の思いでもある。

バッグを担いだ父・和文さんは、「遼くんは、ジュニアのころからこの子に勝たないと優勝はない、と言われていたほどの選手。きっとうちの息子も相当の覚悟がないと、追いつけないと思う」と苦笑しつつ、「何年かかっても、やり遂げる気持ちを持ち続けてくれたら」と、息子にエールを送った。

週末は、このままコースに残って「今度はロープの外からプロのゴルフを研究する」という。
今回の試みが、嶋田くんらの輝かしい未来にきっと役立ちますように・・・!!

3社合同プロジェクト
朝日放送、瀬戸内海放送、九州朝日放送のテレビ朝日系列3社が実施する、ジュニア育成プロジェクト。
大会が指定するジュニア大会で好成績を収めたジュニア選手に、3社がそれぞれ主催する5月のマンシングウェアオープンKSBカップと8月のバナH杯KBCオーガスタと今週のマイナビABCチャンピオンシップの3トーナメントの出場権を与えて、プロの大会を体験してもらおうという試みで、今年で3年目を迎えた。

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