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「どんどんいっちゃえ」永野竜太郎 <ファイナルクォリファイングトーナメント 1R>

期待される永野竜太郎
今年のQTに参加したのは、ファーストからファイナルまであわせて1800人弱。その中でファーストQTから挑戦してついにファイナルまでたどり着けたのは、わずかに4人のみ。そのうちの3人がアマチュアだ。(エントリーの際、賞金受領の権利を放棄した場合は、アマチュア資格を継続することが出来る)

そのひとり東北福祉大学2年の永野竜太郎が5アンダー67をマークし、5位タイの好スタートを切った。この日、永野は西コース(7,165ヤード・パー72)を回り、5バーディ、ノーボギーの完璧な内容だった。「緊張した。ノーボギーで回れてよかった」と話す。

しかし、ジュニアのころから注目を集め、昨年は日本アマで準決勝まで進んだ大器も今年は苦しんだシーズンだった。日本アマや日本オープンでは予選落ち。「調子の悪い時にファーストQTに臨まなければならず不安でした。ゴルフが全体的に悪かった」。

そこでスイングを基本に返って調整し、何とか矯正した。ここまで上がってこられたのは、もともとの素質もあるが「球も打ちました」という努力の賜物であろう。

ここまできたら後は進むだけ。「1日2アンダー。6日間で12アンダーがノルマと考えています」。
今日は前半で2アンダーをマークし、「ノルマをクリアしたので、このままどんどんいっちゃえ」と勢いを加速し、後半は3アンダーとさらにスコアを伸ばしたのだ。
だいぶ貯金は出来たが、「気を緩めず、少しでも上がっていきたい」と頂上を目指す。

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