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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2009
プラヤド・マークセン「みんなにもチャンスをあげたいけれど…」〜全英オープン日本予選のゆくえ
というのも、今大会終了時の賞金ランク(国内のみ)の上位2人と、今大会の上位4人には全英オープンの出場権が与えられるのだが、マークセンは昨年の賞金ランク3位の資格で、すでに権利を持っているのだ。
そんな自分が割って入って、他のみんなの邪魔はしたくない…。
「石川選手も、全英はまだでしょう? ぜひ行って経験を積んで欲しいものですね」。
普段、控えめな選手は一応は、謙虚にそう言ってみたものの、2日目を終えてこの順位では、どうにも説得力がない。
首位と3打差の3位タイにも、この日決められなかった9番や16番、18番で絶好のバーディチャンスをいつまでも悔やんでいたくらいだ。
戦う男の闘争本能は、どうしようもない。「実際はコースに出ると、つい本気になってしまいます。今日も6アンダーを出したいという気持ちで一杯でした」と苦笑した。
よみうりゴルフ ウエストコースから、今年は大幅改造が行われたメンバーコースのよみうりカントリークラブへ。昨年と、舞台は変わったとはいえどやっぱり今年も絶好調。
昨年から2年連続でマスターズに出場するなど、世界の舞台で百戦錬磨の43歳が、今年も波乱を起こしそうだ。
ところで、開幕戦の東建ホームメイトカップからスタートした全英オープン日本予選ランキングだがこちらのほうは、大会2日目にしてひとつの道筋が見え始めた。
というのも、同ランク3位につけていた五十嵐雄二と同4位の兼本貴司がこの日揃って予選落ち。
まだ確定していない同2位の小田孔明の敵は、もはや同5位につける豪州のブレンダン・ジョーンズひとりといってよく、最終日に小田がジョーンズとタイか、ひとつでも上位で上がれれば、初のメジャー切符は間違いなく手に入るのだが……!
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