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つるやオープンゴルフトーナメント 2009
田中秀道が約1年半ぶりの決勝ラウンド進出へ
とはいえ、まだまだ本調子とはいえず、がちがちに緊張したままティグラウンドに立つという。そのせいで切れ味の良いプレーが持ち味の選手も、本来のゲームのリズムが作れない。
完璧主義者は「もっとチャンスを決められたはずだ」と、思うほどにイライラは募るが、昨シーズンのことを思えば「本当なら、痛みが出ずにやれる時点で100点なんです」。
プラスにとらえ、どうにか自分への怒りをいさめてようやく笑顔を見せた。
気づいたら、プロ19年目。いつの間にか、38歳。
予選2日間、同組で回った永野竜太郎は20歳。前粟蔵俊太は19歳だ。
「ちっちゃい頃に(田中を)テレビで見てました…だって。ちっちゃい頃って言うなよって」。
20歳近く離れた選手の言葉に年齢を痛感し、思わず苦笑したが、その分、昔なじみの根強いファンが田中にはいる。
どん底のときも変わらずくれたあたたかな声援と、復活を待ち望む声に「もう少し待っててください」と、訴えた。
「もう少し上でやれるように、いま準備をしているところなので、もうちょっと我慢して待っててください」と頭を下げた。