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石川遼は2オーバー(米ノーザントラスト・オープン)

写真提供:U.S PGA
最後まで、体の硬さは抜けないままだった。「緊張はいつもあるけど、今日のはまた違った感じ。18ホール、こんなに体が動かなかったことはない。最後まで緊張したまま回ってしまった」と、唇を噛んだ。

米カリフォルニア州パシフィックパリセーズのリビエラカントリークラブで開幕したノーザントラストオープンで、石川遼が米ツアーデビュー戦を迎えた。

17歳の記念すべき第1打をひと目見ようと、早朝7時のスタートにもかかわらず、300人を超える大観衆が集まった1番ティでは、豪快な300ヤード弾。

朝日に向かってまっすぐに伸びたボールは、ほかの2選手よりはるかに前に飛び、幸先の良いバーディ発進。

しかし、そのあと苦戦が続いた。
2番、5番でもボギー。7番では3パットのダブルボギーを叩いた。
3オーバーで折り返した後半は、13番で、ようやくこの日2つめのバーディを奪ったものの、パットが決まらない。

「夢の舞台と楽しみにしていたけど、ゴルフをしながら楽しいとは思えなかった」。

結局2オーバーで初日を終えた石川は「今日はバーディを逃したら、どうやってパーを取っていくか、考えながらやっていた。後半ドライバーは持ち直してきたけど、まだまだ振れてない。パットはフックラインで左へひっかけている」。

翌日以降の課題を次々と挙げて「こういう日はこういう日で仕方ない。ここからがゴルフ。切り替えてやっていきたい」と、巻き返しを誓っていた。

一方、1アンダーでスタートを切った丸山茂樹は「何ホールかでミスはあるけど、ショットは思ったとおり」と満足そうに、「ドライバーは、全部まっすぐいい球が打てるわけではないから。2番のように、リカバリーできるミスならいい」とまずは好感触で初日を終えた。

今田竜二は4アンダーの好発進。

  • 丸山は1アンダースタートに「今週は頑張るよ!!」とやる気だ

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