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全米プロゴルフ選手権最終日
松山はこの日はショット、パットともにかみ合った。10番で長いバーディトライを奪うと、そこから一気にバーディラッシュとした。12番で、ピンそばのバーディを契機にそこから怒濤の4連続バーディ。4つめの15番パー3では、見事なピン筋のティショットで通算2アンダーまでスコアを上げた。
直後の16番はラフからラフを渡り歩いてボギーを打ったが最後の18番は、きわどいパーセーブも「絶対に入れてやろう、と」。渾身の66で、目標の米ツアーでの初シード入りにも大きな足がかりに。
デビュー年の今年はこれで、3戦目のメジャー。うち、2試合は連続のトップ10入りという怪物ルーキーは「成績でいうと満足。でも、自分に足りない部分も一杯見つかったので。来年にむけてまた調整していきたい」。
21歳にはとりわけ、充実の夏となった。
また同い年の石川も、前半は3つのボギーが先行しながら16番では左のラフからチャンスにつけるなど、通算2オーバーと踏ん張った。優勝は、予選ラウンドでは松山と同じ組だったジェイソン・ダフナー。米国出身の36歳が、2年前にはプレーオフで敗れた同大会で、リベンジの初メジャーを制した。