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ダンロップフェニックストーナメント 2012

ルーク・ドナルドが首位を死守

3日目のフェニックスは雨。スタートするなり、激しく降り出した。昨年の欧米のWキングにとっても、厳しい1日となった。

「今日は気温も低くて、ボールも飛ばず、ピン位置も難しかった」。

さすがのルークも精彩を欠いた。
連日60台をマークした予選ラウンドとは一転、珍しくショットが乱れた。
2番は左のラフに入れて、ボギーが先行。
それだけに、次の3番で10メートルの長いバーディトライが、思いがけずカップに沈んで、普段は冷静沈着な男が、ガッツポーズを披露した。

「さっそく前のボギーを取り返せて“よし、こっからだ”と。気持ちを切り替えるきっかけになった」と、戦闘モードで8番でも再び10メートルのバーディパットを沈めるなど、見せ場もあったがその後は一進一退。

14番ではラフからあわやチップインという“らしい”パーセーブもあったが、17番では初日の6番に続く、今週2度目の3パットには、これまた珍しく「イラッとした」と、振り返ったが前半はルークがちょうど、2番の2打目を打つ前に競技中断。

10時2分から12時までの1時間58分は思いがけず、シカゴで待つ家族とゆっくりと話す機会が持てた。
「日本との時差が15時間もあって、昨日までなかなか話せなかったんだけど。今日は中断中に、スカイプで娘に“お休み”と言えた」と、インターネットのテレビ電話で心休まる時間も持てた。

イーブンパーに終わった苦しい1日だったが、幸い2位との差も縮まらなかった。
「ポジション的には良い位置。4打差もあるし、明日も守りに入らずしっかりと良いプレーが出来れば必ず優勝につながる」。
最終日を前に、世界ランク3位の自信と余裕はそのままだ。

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