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一般社団法人日本ゴルフツアー機構 会長 海老沢勝二より新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
皆様には平素より、日本ゴルフツアー機構ならびに弊機構が主催、主管いたしますジャパンゴルフツアーに格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

私ども社団法人日本ゴルフツアー機構は、2013年1月4日付けで『一般社団法人』への移行が認可され、同日をもって『一般社団法人日本ゴルフツアー機構』に名称を変えて新たなスタートを切りました。
一般社団法人への移行後も、事業目的・事業内容に実質的変化はございませんが、ゴルフファンの皆様方のご期待に添えるよう、より一層積極的に活動し、事業の遂行に努め、成果を上げるよう尽力する所存でございます。
つきましては、今後とも皆様方の変わらぬご厚誼、ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

昨シーズンを振り返りますと、開幕戦で外国人選手のB・ジョーンズ選手が制覇する幕開けとなりました。昨年のツアートーナメント25試合中、実に13試合において外国人選手が優勝するシーズンとなった中、シーズンを通して話題となったのは、ルーキーの活躍とベテランの奮起でした。
私どもが主催いたします『日本ゴルフツアー選手権』では、大学を卒業して間もない藤本佳則選手が、プロ転向後わずか5試合目にして制するというスピード優勝を果たし、年間賞金ランキングでも5位に入る大健闘をしました。また高卒ルーキーの川村昌弘選手も22試合に出場して予選落ちはわずか5試合、トップ10入り4回という成績で、見事に今季の賞金ランキングによるシード権を獲得しました。
一方、40歳を超えたベテラン選手の奮起が注目を集めました。特に藤田寛之選手は、開幕2戦目のつるやオープンで優勝を果たしたあと、ダイヤモンドカップ、ANAオープンと順調に勝ち星を重ね、ツアー最終戦となるゴルフ日本シリーズJTカップでは大会3連覇を達成。年間4勝をあげ、40歳を超えて初めて賞金王に輝くという、過去に例を見ない快挙を成し遂げたことは記憶に新しい出来事でした。

日本ゴルフツアー機構では、今年も昨年掲げましたスローガン『挑戦と貢献』を継続すると共に、選手は常にナンバーワンを目指す高い志を持って世界に挑戦する決意です。また、日本の文化である助け合い、思いやりの精神を持って、トーナメントやイベントを通じて全国各地域の活性化や災害支援等に貢献して参ります。
スローガン『挑戦と貢献』を掲げ、今年度は25試合のツアートーナメントを開催、チャレンジトーナメントにつきましても昨年とほぼ同数の試合を開催できる見込みです。
ツアートーナメントにおきましては、『HEIWA・PGM DREAM CUP in 霞ヶ浦』を新規トーナメントとして開催します。昨今の世界的な経済不況の中、昨年と同数のトーナメントを開催できますのも、主催者、特別協賛者をはじめとした関係各位、マスコミ各位、大会を支えていただいているボランティアの方々、そして全国のゴルフファンの皆様のご理解とご支援の賜物と心より御礼申し上げます。
特に今年は、海外ツアーとの共同開催トーナメントとして『Thailand Open』と『Indonesia PGA Championship』を賞金ランキング加算対象試合として開催いたします。
これは、我々日本ゴルフツアー機構は、世界6大ツアー等で構成される『インターナショナル・フェデレーション』の一員として、世界各国との積極的な交流を深める一環として開催するものです。近年のアジアにおけるゴルフの発展は目覚ましいものがあります。ツアーメンバーの更なる技術的、精神的な向上を図るためにも、このような海外ツアーとの共同開催試合を今後も増やしていく方針です。

昨今は、企業の社会的責任も非常に重要になってきております。数年前から取り組みを始めたアンチ・ドーピング活動、エコ活動等を引き続き推進して参ります。
また多くの関係者の協力も得て、ツアープレーヤーが健全な社会生活を送るにあたっての教育を行うとともに、マナーやエチケットの一層の向上を図り、皆様のご期待に添うよう、指導を強化して参ります。

最後になりましたが、役職員一同、ツアーメンバー共々、トーナメントの活性化に取り組んで参りますので、皆様方の温かいご声援を頂戴できれば幸いに存じます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人日本ゴルフツアー機構
会 長   海老沢 勝二

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