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三井住友VISA太平洋マスターズ 2012

ブレンダン・ジョーンズは「本当ならあと3つ4つは取れた」

2007年大会のチャンピオンは、2位タイスタートにも満足出来ない。チャンスホールの18番パー5でも、イーグル逃しにテンションは急降下。

「ラフからのショットでフライヤーしたり、アプローチが寄らなかったり、もったいないのがいくつかあって悔しい気持ち。本当ならあと3つ4つは取れた」と、好発進にもかかわらず、我慢のゴルフに地団駄を踏みながら上がってきた。

今季は2勝を上げて、賞金ランキングは4位につけるが、日本ツアーは約1ヶ月ぶりである。
しばらく見ないうちに、すっかり風貌が変わった。
顎に伸ばした無精ひげ。
「ああ・・・ただ面倒くさかっただけ」と、笑うが実際はここしばらく、そんな心境だったからかもしれない。

先月に、義理の父を亡くした。しばらく国に帰っていたのも、そんな事情があった。
「素晴らしい人でしたので・・・。本当にショックでしばらくは、何も考えられなかった」と、悲しみに暮れていた。

当然、練習にも身が入らず、「そのせいで、スイングを崩してしまった」と、大きな打撃を受けたが「精神面まで崩れないようにしたい」。
いつまでも落ち込んではいられない。
亡き父に報いるためにも「残り3日間も頑張る」。
大会2勝目で、心からの哀悼の意を示す。



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