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VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント 2011
2日目は日没サスペンデッド、韓国の裵相文 (ベサンムン)が暫定首位に
13時20分に再開したが、第2ラウンドは午後組のアウト3組と、イン3組の計17選手が日没のため、ホールアウト出来なかった。
暫定首位に躍り出た裵相文 (ベサンムン)はこの日15時に10番ホールからティオフ。
いきなりラフからラフを渡り歩いて、2メートルのパーパットをしのいだあとは、ほかにピンチらしいピンチもなく日没間際に7番、8番で連続バーディを奪い、どうにか最終9番にたどり着いたは良かったが、残り210ヤードの第2打付近から、「辺りが急に暗くなってきて」。
なかば手探り状態の中で、どうにか7メートルに2オンした。
薄闇の中で、専属キャディの山根彰さんと、「下りフック」と読んだが、「2パットで行ければ十分だ、と」。
しかし思いがけずにこのイーグルパットがカップに沈めば、辺りはもはや真っ暗でも、表情はこんなに明るい。
通算15アンダーは、2位と2打差をつけて第2ラウンドを終えた。暫定の単独首位で迎える決勝ラウンドは、「自信がある」と言い切った。
「ショットも、パットも、体調も、とてもいいですから」。
先週までの3週間は、完全休養。「こんなことは、めったにない」。異例の夏休みはクラブも握らず、もっぱらトレーニングにいそしんだ。
「マッチョになって帰ってきました」。端正な顔立ちに似合わぬ、分厚い胸板をグイと反らして笑った。
気持ちも高ぶっている。
先週は、関西オープンで後輩の趙珉珪(チョミンギュ)が、初優勝を挙げた。
今季は日本プロなど3試合で、絶好のチャンスを逃している裵(ベ)には、何よりの刺激となった。
「韓国の選手が頑張っているので、僕も負けられません」。
韓国ツアーは2008年から2年連続の賞金王の名にかけて、負けたままではいられない。
※第2ラウンドの残り競技は、27日(土)の6時半から再開する予定です。
続く第3ラウンドは9時からスタートする予定です。