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ザ・ロイヤル・トロフィーは8日に開幕
2年連続でアジア代表をつとめる石川遼は、昨年末にタイの観光親善大使に就任し、「タイは笑顔があふれる国。日本とタイの小さな懸け橋になりたい」と、語ったばかりだ。
思い入れの強い国で、チームの連覇にむけてなおさら気合いが入る。
激動の2009年も、やはり今大会が始まりだった。
谷口徹や谷原秀人をはじめ、アジアを代表する精鋭たちと力を合わせて大会3回目にして初の栄冠をもたらした。
「昨年一番はじめの大会で、世界のトップレベルとプレーすることが出来て大きな刺激になりました」。
新年早々の“初タイトル”の勢いそのままにシーズンを駆け抜けて、頂点に上り詰めた。
史上最年少の賞金王へのストーリーも、始まりはやはりタイからだった。
今年、王座奪還をもくろむ欧州選抜は、昨年以上の結束力で向かってくるという。
「かなりのトップクラスが揃っているみたい」と、石川も警戒心を隠さぬが昨年11月に、アメリカVS国際連合の「プレジデンツカップ」で、世界最強軍団に混じって揉まれた18歳に、もはや怖いものなどあるものか。
むしろ、相手が手強いほど燃える。
「僕らアジアもかなり燃えている。強いチームと強いチームの戦いです。恥ずかしいプレーは見せたくない。絶対に負けない!」。
今年も、尊敬してやまないキャプテン・ジョーこと尾崎直道に王冠を捧げてみせる。
<アジア選抜チーム>
尾崎直道(ノンプレーイングキャプテン)
石川遼
小田孔明
ジーブ・ミルカ・シン(インド)
プラヤド・マークセン(タイ)
W・リャン(中国)
トンチャイ・ジェイディ(タイ)
チャーリー・ウィ(韓国)
ガガンジート・ブラー(インド)
<欧州選抜チーム>
コリン・モンゴメリー(プレーイングキャプテン)
ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)
ロべルト・カールソン(スウェーデン)
ソレン・ケルドセン(デンマーク)
サイモン・ダイソン(イングランド)
ピーター・ハンソン(スウェーデン)
アレキサンデル・ノーレン(スウェーデン)
パブロ・マルティン(スペイン)