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久保谷健一 『苦しい・・・。でも初日2位タイ!』
「すばらしいスコアですね」の問いかけに、「すばらしいかどうか・・・。いつやってもラッキーゴルフですよ。。。」
初日の今日は現地時間15:59にスタート。スタート時間が極端に遅いこともあり、前夜は夜中の3時近くまで、日本から持ち込んだ焼酎を呑んで“時間調整”。
スタートから3ホールをパーで凌ぐも、4番、5番で連続ボギー。「あ〜ぁ、やっぱりなぁ・・・。」
しかし7番でバーディを奪い、「これで(日本に持ち帰る)良いお土産ができた」と思い、続く8番でも「ダフったのに1ピンについちゃった。」で連続バーディ。
前半をイーブンで折り返すと、13番以降は1イーグル、4バーディ、1ボギーのゴルフを展開した。
「もうゴルフ自体は、皆さんにお見せできるようなゴルフではない。恥ずかしいくらい。トップ、ダフリ、引っかかりだらけ。あまりにも当たらないので、振りまわしてみたらドンピシャだったり。最後は逆に気が楽になっちゃって、グリーンに乗ればいいや、くらいの感じでプレーしていた。たぶん流れが良く来てるからイケちゃったんだろうねぇ。しかし、これ以上ラッキーが続いたら人生観が変わっちゃうよ。」
本人曰く、“今季、一番ひどいゴルフの内容”だったと言う。
「どれだけ苦しんでゴルフをしているか。今日はスタート前のドライビングレンジでイヤになっちゃったくらい。“汚ないゴルフ”を通り越してる。でもそれもゴルフだから・・・。」
「計算通りに取れたバーディは0(ゼロ)。ラッキーではなくて、そろそろ自力でゴルフがしたい。」本人はそんな言い方をしているが、練習ラウンドをした火曜日、水曜日はラウンドをした後、大半の選手がコースをあとにする中、夜の8時近くまでただ1人パッティンググリーンに残り、ひたすら2〜3メートルの距離を打ち続けていた。
久保谷の取材が終了したのは21時半。
「明日はミス無くまわることができるように、今から練習してきます!」
そう言い残して、まもなく陽が落ちるドライビングレンジに向かった。