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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2009

池田勇太は2位タイに

最終日は6打差の5位タイからのスタートにも「逆転する気満々」で出ていった池田は、一時はリーダーに3打差まで迫るゴルフにも、「今日の出来は90点だな」。

足りない残りの「10点」は、最終ホールに尽きる。
グリーン奧からの第3打に思わず悲鳴を上げた。
「あんなの、止まるはずないじゃんっ!」。
最後もシビアなピン位置は、池田のほうから見て、ちょうど向こう側に9ヤードの余裕しかない。
打ち上げのグリーンは、まさに対面の断崖絶壁に向かって打つアプローチを止めきれなかった。

ボールはいったんスピードを緩めたものの、しかし下り坂をジワジワと転がり落ちて再び徐々に加速して、ついに完全に視界から消えた。

崖下から返しのアプローチは、ピンそばにつけるので精一杯。
ボギーのフィニッシュに、「あれがなければ100点だった」と、悔しがる。

それでもこの2位タイで、賞金ランキングで1位の石川との差額を約740万円に縮め、「来週が楽しみになってきたよ」とニヤリと笑った。

次週は、愛知県の三好カントリー倶楽部で開催されるコカ・コーラ東海クラシック。
昨年、初シード入りの大きなきっかけとした同大会は、それでも2位で悔し涙に泣き崩れた難コースで今年こそリベンジだ。

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